えんじゅいん
長野県上伊那郡中川村葛島695
寺伝によると、弘法大師の御巡錫の途中、鹿塩へ向かい、小渋川近くの難所に不動明王を彫刻した。後に、楠正勝大鹿へ勤王の説得に来られ、現堂ヶ萓の地不動堂に楠家守護神大日如来を安置し、人々を説得したと言われ..
寺伝によると、弘法大師の御巡錫の途中、鹿塩へ向かい、小渋川近くの難所に不動明王を彫刻した。後に、楠正勝大鹿へ勤王の説得に来られ、現堂ヶ萓の地不動堂に楠家守護神大日如来を安置し、人々を説得したと言われている。高藤城主の夢枕に五体の明王が現れ、南の鬼門の守護身と告げられ、城主不動明王を求めて隠居し、高野山へ登り修行を重ね弘伝となり、延寿院の株を譲り受け現在の地に大日如来並びに不動明王を勧請して、葛島を中心に近郷七ヶ村を信徒として栄えたと言われている。
久遠山
延寿院
真言宗
智山派
寛永三年(1626年)
大日如来脇五大不動明王
弘伝増正
高藤城主陰居出家弘殿