明治五年以前、仏子村には集落ごとに社が祀られていた。
上仏子に白髭神社[猿田彦命]
中島に家忠神社[大屋毘古命]
上野に諏訪神社[建御名方命]
上野原に天王社[牛頭天王]
下ヶ谷戸に御霊神社[早良親王]
上広瀬に第六天神社[惶根命・面足命]
が祭祀されていた。
明治五年社格制定令が発布され、これに伴い諏訪山に六社を合祀し、仏子村の村社とした。
その後明治三十七年に社を大きくするため、天王社があった現在地に移した。
明治四十一年十月三日社殿を建立、その後氏子の総意により、大正九年五月に起工、翌大正十年六月現在の社殿が竣工した。
大正十二年四月三日神饌幣帛料供進指定社となる。