創建は明らかでないが、天明三癸卯年 (一七八三)の「村記」によれば承安三癸巳年(一七 三) 八月、社殿を建立す、永録三庚申年(一五六〇) 九 月、明暦元年(一六五五) 十一月十六日、本殿再建 と話す、又仁寿三年(八五三) 文徳天皇の行幸あり 今に大塚、小塚と称す遺蹟がある、「水穂抄」 阿布水碧 海郡の部に泉田神社とあり、 泉田の地名、神社は他に なく認定すれば式外社なれど延喜年間 (九〇一)以前の旧社で、今の伊勢蔵下、祇園田、五月田、九月田と 云う良田はみな神領地なり。明治五年十月、村社に列格し、同四十年十月二十六日、指定社となる。神徳火防せ、安産。