だいじょうじ
岐阜県郡上市八幡町向山389
大乗寺(たいじょうじ)は、岐阜県郡上市八幡町にある日蓮宗の寺院。山号は清水山。旧本山は妙覚寺、勇師法縁。
天正年間に朝倉氏家臣の清水左衛門尉が小駄良中桐(現・岐阜県郡上市八幡町初音)に法華坊と..
天正年間に朝倉氏家臣の清水左衛門尉が小駄良中桐(現・岐阜県郡上市八幡町初音)に法華坊という庵を結んだのが縁起である。法華坊は後に妙覚寺日乾より日了の名を授かった。 二世日能は妙覚寺日奥より大乗寺の寺号と本尊の十界曼荼羅を賜り、慶長8年(1608年)に郡上の領主遠藤慶隆から現在地に寺地と堂舎の寄進を受けた。 宝暦9年(1759年)に青山氏が郡上の領主として入封すると菩提寺の一つとして保護され、青山氏やその家臣ゆかりの品々が与えられ現在に伝わっている。 享和4年(1808年)には諸堂が再建されている。現在残る鬼子母神堂や鐘楼門はこのときのもので、鐘楼門は郡上市指定の文化財となっている。 明治5年(1872年)に本堂を再建。現在に伝わっている。
寺内には三十番神、七面大明神、鬼子母神、烏枢沙摩明王等が祭られている。このうち三十番神は江戸時代より郡上踊りの七大縁日の一つ、大乗寺三十番神祭で知られている。
清水山
日蓮宗
十界曼荼羅
鐘楼門:郡上市の重要文化財に指定
長良川鉄道越美南線 郡上八幡駅から徒歩約20分 東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から車で約10分