みなとみしまだいみょうじんじゃ
愛媛県松山市港山町1925
往古、湊山に鎮座し、御津大明神とも湊大明神とも称した。 聖武天皇神亀5年、勅詔によって国司小千宿弥玉興・玉純父子が、伊予九四郷に一社宛、大三島大明神を勧請のとき、此の湊山にも勧請し、本郷一宮と称え..
往古、湊山に鎮座し、御津大明神とも湊大明神とも称した。 聖武天皇神亀5年、勅詔によって国司小千宿弥玉興・玉純父子が、伊予九四郷に一社宛、大三島大明神を勧請のとき、此の湊山にも勧請し、本郷一宮と称えた。 文治2年河野四郎通信が湊山に築城のとき、当社を山の南麓に奉遷した。 文永、弘安年中蒙古襲来のとき河野通有、同通純は水田三反を献じて武運長久を祈り、元弘3年河野伊予守通能は神殿を修理し、北條太夫越智親孝、同新太夫越智親経は此の地に別亭を構え、その祖、饒速日命、伊予王子等の神霊を祭祀した。河野通春、同通篤は湊山に居城して尊崇篤く、文明年の足利勢と合戦死後の霊を祀った。 慶長年間、加藤左馬守嘉明は社殿を修理し松平隠岐守が藩主となっては御用船出入り安全海路守護神として尊崇し、社殿を修理、毎例祭には代参があった。 また、往古より住民ならびに航海を業とする者等、大綿津見命、速秋津神等を奉斎し伊予の熟田津、成田津、秋田津の総守護神、三津大明神と称して尊崇し、湊大明神とも称え、後に湊三嶋大明神社と称した。
三津浜港の入り口、湊山中腹に鎮座する神社である。
大綿津見神ほか
10月 6日 例祭
河野通春公御霊祭り(8月第1日曜日)
伊予鉄道港山駅より徒歩6分。 三津浜港より「三津の渡し(年中無休・無料)」にて港山へ渡船、徒歩3分。
駐車可能
無し