旧神饌幣帛料供進神社。創立年代不詳。地元では、「日本三祇園の一社」と称えられその由緒は古い。鎌倉時代に大般若経が奉納されており、足利時代の大永6年(1526)、天文17年(1548)に再建の記録がある。もと岡ノ山にあったが、慶長元年(1596)現社地の久保に鎮座した。現在の本殿は、向拝付き流造にして、高知県室戸より徳島に至る間において寄付を募り、起工5年を要して宝暦10年(1760)に建築されたものである。当社は、享保3年(1718)正一位祇園牛頭天王と称し、明治3年(1870)現社号に改称、同4年郷社に列した。