じょうこうじ
神奈川県小田原市板橋581
明星山常光寺は、宗派は浄土宗で、慶安元年(1648)、観蓮社乗誉巌公大和尚により開かれ、鎌倉光明寺の末寺に列せられていました。ご本尊は阿弥陀如来であり、足柄第27番霊場としても信仰を集めています。 ..
明星山常光寺は、宗派は浄土宗で、慶安元年(1648)、観蓮社乗誉巌公大和尚により開かれ、鎌倉光明寺の末寺に列せられていました。ご本尊は阿弥陀如来であり、足柄第27番霊場としても信仰を集めています。 現本堂は、昭和48年(1973)に建てられ、堂内の百万遍大念珠は、一珠一珠に施主の願いが込められた戒名や願い事が彫られ、春秋両彼岸には檀信徒が念仏を唱えながら繰ります。 旧本堂は、現在「求道館」と呼ばれ、かつては柔道場として使われ、現在も、書道教室や体操教室など多目的に活用されています。 境内には、無縁供養塔上に六道能化抱きあげ地蔵尊がまつられ、おおぜいの人たちの信仰を集め、その下部に地蔵尊に護られるように納骨堂があり、安骨者の五輪塔も建てられています。 当山第二十二世で大正時代仏教唱歌を広め仏教音楽史上に名を遺した梶宝順大和尚の墓所や、旧三乗寺にあった明治元年(1868)の箱根戊辰戦争の責任者として切腹した小田原藩家老渡邊了叟、家老服部家や槍の師範青木家の墓所などもあります。 現在は、当地のお念仏(十三仏和讃)を伝える数少ない寺です。(境内掲示より)
明星山
浄土宗
1648年(慶安元年)
阿弥陀如来像
蓮社乗誉巌公大和尚
足柄三十三観音霊場第27番札所