けいしょうじ
岐阜県大野郡白川村飯島54
創建年代は不詳だが、開基仏(阿弥陀如来絵像)が本願寺9世・実如上人より授与されていることから、1501年から1505年の間と推測できる。このとき授与された相手として「浄了」とあり、浄了なる者が初代と..
創建年代は不詳だが、開基仏(阿弥陀如来絵像)が本願寺9世・実如上人より授与されていることから、1501年から1505年の間と推測できる。このとき授与された相手として「浄了」とあり、浄了なる者が初代と考えられる。 1873年に編纂された『斐太後風土記』には、検知を受ける者として「道場 與次右衛門」と記述されているが、これは白川郷近辺にみられる「農業の傍ら僧を兼業し、寺院など一部では法名を名乗りつつも行政等ほとんどには俗名を使う者」とみられ、管理する寺(道場)は「俗道場」と呼ばれた。與次右衛門は長瀬村の百姓代(ナンバー3、名主および組頭は別の村から来た者)となっており、地区の有力者だったとわかる。 1745年、本願寺18世・従如上人より木造阿弥陀如来像(木仏本尊)を賜った。
飯島(いいじま)にある真宗大谷派の寺院。現住職は鳥井龍泉氏。
浄土真宗
真宗大谷派
阿弥陀如来