すさのおじんじゃ(わくぐりじんじゃ)
愛知県豊橋市新本町57
旧社家の文書に文治2年(1186)源頼朝の名代石田次郎為久により建立されたとあり、江戸時代になると城内天王社(現 吉田神社)を上社というのに対し下社・下天王と呼ばれました。天王社祭礼・神輿渡御の際に..
旧社家の文書に文治2年(1186)源頼朝の名代石田次郎為久により建立されたとあり、江戸時代になると城内天王社(現 吉田神社)を上社というのに対し下社・下天王と呼ばれました。天王社祭礼・神輿渡御の際には御旅所となることから、寛文年間(1661~1673)には御輿休天王(みこしやすみてんのうしゃ)と称され、其の鎮座地は御輿休町と称されるようになりました。 城内天王社と同様に歴代の吉田城主により社殿の造営や修補がなされ、安永8年(1779)に本町を火元とする大火により社殿が焼失した際も、天明4年(1784)には当時の城主松平信明により本殿・拝殿・廊下・鳥居等が再興されています。明治になると独立し無格社素盞嗚神社となり、昭和20年の空襲により社殿は焼失、戦後に再興されました。その際区画整理により現在の鎮座地に移りましたが、元は現在の場所より東にあり東西に長い境内地でありました。 「三河国吉田名蹤綜録」には輪潜り神事の様子が描かれており、現在は毎年7月31日に輪くぐり神事が斎行されることから、輪くぐりさんと呼ばれ、毎年多くの参拝者で賑わいます。
素盞嗚尊
1186年
輪くぐり神社
豊橋鉄道 東田本線 札木駅 徒歩約4分 JR 豊橋駅 徒歩約8分
無料
なし