ほうじゅいん
福島県いわき市小川町西小川字上谷地28
当院の縁起に、治暦年中(1065〜69)源義家公が奥州征討の途に、僧真海が戦勝祈願を修し、小玉の池に開創したのが、始まりと伝えられている。現在の地に移転したのは、正安元年(1299)の水害によって諸..
当院の縁起に、治暦年中(1065〜69)源義家公が奥州征討の途に、僧真海が戦勝祈願を修し、小玉の池に開創したのが、始まりと伝えられている。現在の地に移転したのは、正安元年(1299)の水害によって諸堂が流失したためで、その後、康安元年(1361)宥俊和尚代に中紫館主小川氏より寺領十七石を下賜され、第十一世勢和尚代には阿遮羅山寳聚院満龍寺の号を賜った。 嘉永年中(1624〜44)鳥居忠政公が江戸において、将軍家光公大猷院御より寳聚院にたいし、御朱印十七石、山林二十五町が下賜された。
当山には「お願い石」という珍しい黒石がある。このお願い石は、平成2年7月に第三十八世典資現住が大日如来をお迎えし、一人でも多くの人々が生きる喜びや、生き抜く勇気をもって生活できるようにと、一つ一つの加持を修したものである。
真言宗
智山派
治暦年中(1065〜69)僧真海
大日如来(お願い石)
福島八十八ヶ所霊場 第85番札所
あり