「神社は伊勢国三重郡大字伊倉村字川嵜にある。
祭神は「健速須佐之男命」。
勧請年月日は不詳だが古来より現在の東隣の巨大老松の中にあった。
明治2年(1869)11月井具羅神社と改称。
明治6年(1873)3月20日に伊倉村村社となる。
明治21年(1888)町村制公布、明治22年(1889)4月1日、伊倉村は中川原村、久保田村等7ヶ村連合で常盤村へ。
後に明治政府の一村一社の令により明治40年(1907)9月26日、三重郡大字伊倉字浄裕の無格社山神社、祭神は「大山津見神」を合祀、井具羅神社と単稱とした。
明治40年(1888)町12月12日、赤堀村の八阪神社(常盤村村社)に合祀された。
以後氏子は遠離につき参詣が遠のき、敬神の念が次第に薄らいだ。
昭和2年(1927)3月12日、この地に井具羅神社を新築、八阪神社から分祀し現在に至る」