ござうらいしぼとけじぞうそん
三重県志摩市志摩町御座
志摩半島の先端の御座港の一角にある。満潮になると海に沈み、潮が引くとその姿を現す、全国的にも珍しい海中地蔵である。海中にまつられているので潮の満ち干により現れたり消えたりする事から、潮仏とも呼ばれて..
志摩半島の先端の御座港の一角にある。満潮になると海に沈み、潮が引くとその姿を現す、全国的にも珍しい海中地蔵である。海中にまつられているので潮の満ち干により現れたり消えたりする事から、潮仏とも呼ばれている。ご本尊は自然石であり、後にご本尊の前に地蔵像が設置された。女性の下半身の病や安産祈願にご利益があるとされ、海女の信仰も厚く、お参りする姿がみられる。 この石仏地蔵尊は昔からこの浦に鎮座して、衆生との仏縁を結んでおられた。あるとき、弥七老人の夢枕に立ち、「我は御座浦の地蔵菩薩なり」「至心に祈願せん者には腰より下の疾病を治す。我れ海水の浸す処ありて諸人のため常に代りて苦患を洗浄せむ。高処に移す事なかれ」と。以来、腰から下の病に苦しむ人、子供を授かりたい人、安産を祈する人などが、それぞれの願をかけて祈る。
公共交通機関:近鉄鵜方駅より三重交通バス「御座港」行きにて約1時間、バス停「御座」下車後、徒歩3分。 車:第二伊勢自動車道 白木ICで降り、国道167号・602号経由、約45分
常時 (干潮時)
無料
約10分
無し