こといみじんじゃ
三重県津市芸濃町林 990
当神社は、延喜式内社でコトイミの字義は定かではないが、古太萬(こだま)に由来すると考えられており、木霊(こだま)を祭神とするのではないかとの説も研究者の間では唱えられている。今祭神名を見るに木花咲屋..
当神社は、延喜式内社でコトイミの字義は定かではないが、古太萬(こだま)に由来すると考えられており、木霊(こだま)を祭神とするのではないかとの説も研究者の間では唱えられている。今祭神名を見るに木花咲屋姫命、大山祇命二柱は正に木の精山の精と考えることができよう。里人の口碑によれば、御祭神の殊のほか女子の月事を忌み給うことから女児婦人の祭礼時の参入を許されなかったということで、もしその禁を破った時は必ず怪異を生ずるとして恐れられてきたということである。神社の東南にコトガメの地名がある。これは、事忌めの意で事忌の名もこれによるのではないかという説がある。木霊を祀るにふさわしい地名として「林」が選ばれたなど未解明の点が多い神社ではある。明治四〇年一二月二六日、林地内の無格社ことごとくを当社に合祀した。
《主》建速須佐之男命,《配》少名毘古那命,出雲建子命《合》火具豆知之命,大山祇命,木花咲屋姫命,豊受大明神,菅原道真,
祈年祭2月 秋の大祭10月 新嘗祭
特殊神事 探傷神事(湯あび)