あゆたじんじゃ
三重県津市安濃町安濃 1556
延喜式神名帳に登載の阿由多太神はこの社ではないとする説もあるが昭和二七年の神社明細帳には当社のほかに同名を名乗る神社はない。「村民が、細野氏の城跡に勝手に祠を造営して、阿由太神社と言っているに過ぎな..
延喜式神名帳に登載の阿由多太神はこの社ではないとする説もあるが昭和二七年の神社明細帳には当社のほかに同名を名乗る神社はない。「村民が、細野氏の城跡に勝手に祠を造営して、阿由太神社と言っているに過ぎない」と厳しく批判している「特選神名帳」の如きもあるにはあるが、氏子から当社をもって式内社であると力説しているわけではないのでこれは今後の研究に俟つほかはない。当社は先にも触れたように中世の城跡に奉斎した神社である。従って当社が誠の阿由太神社でも社地は別の所にあったものと思われる。明治四〇年に安濃地区内の神社、小祠のすべてをここに合祀して、安濃の氏神として現在に至っているものである。拝殿内には「正一位聖天王、正一位奥大明神」と併記した扁額があり、社前には「享保一二年(1727)銘のある神灯一対が立っている。
《主》阿由太神,《配》伊邪那岐命,五男三女神《合》宇迦之御魂命,八衢比古命,八衢比売命,猿田彦命,崇神天皇,藤原夫人,文屋宮田麻呂,豊宇気姫命,木花開耶姫命,大日孁貴命,弥都波能売命,仁徳天皇,伊予親王,橘逸勢,火雷神,建速須佐之男命,大己貴命,火産霊命,大山祇命,稲田姫命,菅原道真,吉備大臣,藤原公継,