すわじんじゃ
千葉県館山市正木4294
館山市正木の諏訪山の頂上にあります。延喜{えんぎ}元年(901年)の創建で祭神は建御名方命{たけみなかたのみこと}。大国主命{おおくにぬしのみこと}の第2子と言われ、下宮{しものみや}には大国主命が..
館山市正木の諏訪山の頂上にあります。延喜{えんぎ}元年(901年)の創建で祭神は建御名方命{たけみなかたのみこと}。大国主命{おおくにぬしのみこと}の第2子と言われ、下宮{しものみや}には大国主命が祀られています。創建当時、諏訪山の麓の集落は白浜郷と呼ばれ、村人は半農半漁の生活を営んでいましたが、しばしば大荒波に襲われその被害に苦しんでいたそうです。延喜元年正月8日の夜に、ある村人の夢に信濃国の諏訪大社の神様が現れ、村人たちが一心に祈ったところたちまち大荒波は静まったので、以来、村人たちは霊験あらたかな諏訪の神様をこの郷にお祀りして、産土神{うぶすながみ=氏神様}として千百年余り崇拝してきました。里見氏・徳川氏からも社領3石を安堵され、明治6年には郷社に列せられるなど、この地区(岡・本郷・川崎・西郷{にしごう})では最も由緒深いお社です。9月27日の例大祭に川崎の八雲神社の御輿が渡御するほか、3人の雅楽師による雅楽が奉納されます。江戸時代にはかっこ舞も奉納されており、三匹獅子の頭{かしら}や文政9年(1826年)の銘がある太鼓の胴が残されています。
建御名方命
延喜元年(901年)
11月23日
JR内房線那古船形駅より東に1.5キロ
有り