げんこうあん
宮城県仙台市青葉区通町1-3-16
仙台市若林区新寺の龍泉院の末寺で、本尊は釈迦牟尼佛です。大永3年(1523)龍泉院二世明屋梵察大和尚の開山で、青葉城築城以前は仙台城大手門跡付近に龍川院の別院「玄光房」としてありました。その後、慶長..
仙台市若林区新寺の龍泉院の末寺で、本尊は釈迦牟尼佛です。大永3年(1523)龍泉院二世明屋梵察大和尚の開山で、青葉城築城以前は仙台城大手門跡付近に龍川院の別院「玄光房」としてありました。その後、慶長5年(1600)伊達政宗公の仙台城造営に当り、独立し、玄光庵として現在地の通町に移転しました。本坊の龍川院は新寺に移転して龍泉院となり,もう一つの別院「大満房」も経ヶ峯に大満寺として独立し移転しました。 通町は、もとの奥州街道に当り、江戸時代に街の中心であった芭蕉の辻から北へ約1キロメートルの地にあり、伊達政宗公を祀る青葉神社に至る道筋にあります。移転以後、四百数年の歳月を経て、奥州仙臺七福神の喜福寿老尊を祀る霊場としても、参詣者の信仰を集めています。 現在開創500年を越える曹洞宗の寺院ですが、それ以前、大日如来を本尊とする天台宗の寺院でした。曹洞宗になってからは、釈迦牟尼佛を本尊としましたが、大日如来も大事にお祀りしてきたそうです。そして寿老尊の胎内仏として御安置したそうです。奥州先臺七福神霊場会が発足するに及んで、仏師豊田雅斎師(埼玉県寄居長在住)の謹彫による等身大の喜福寿老尊が泰安されました。昭和59年10月5日の吉辰をトして約100人の僧侶によって、盛大に開眼法要が厳修されたそうです。
喜福山
曹洞宗
大永3年(1523年)
釈迦牟尼仏
龍泉院二世明屋梵察大和尚
奥州仙臺七福神霊場 寿老尊
有り