しんぜんこうじ
岐阜県大垣市緑園31
当寺は明治11年(1878)発願がなされ、同14年(1881)11月9日篠山義本により開山されました。翌15年(1882)5月15日「西額山新善光寺」の称号が認可されました。寺院の建立は、信州善光寺..
当寺は明治11年(1878)発願がなされ、同14年(1881)11月9日篠山義本により開山されました。翌15年(1882)5月15日「西額山新善光寺」の称号が認可されました。寺院の建立は、信州善光寺が西濃一市五郡の有志と協力して、大垣市郭町に本堂を完成させ、同年6月1日に恵心僧都作の一光三尊阿弥陀如来を信州善光寺より当寺に移し、安置したことに始まります。続いて庫裏、観音堂、毘沙門堂、聖天堂、地蔵堂、鐘堂、矢切門、寺務所などを次々と完成させ、一般参詣寺院として栄え付近の商店街もにぎわいました。 明治24年(1891)10月28日、濃尾震災に遭遇し、本堂をはじめ庫裏その他の付属建物は全壊し、仏具、什器に至るまでことごとく破損しました。しかし、一光三尊阿弥陀如来の本尊だけはわずかな損傷もなく残され、早速仮精舎に安置されました。その後、明治41年(1908)3月15日に現在の本堂が再建されました。昭和12年(1937)道路建設工事のため、緑園に移築されましたが、これが太平洋戦争の空襲災害から免れることとなり、今日に至っています。
天台宗
一光三尊阿弥陀如来
篠本義本
西美濃三十三霊場 第十七番札所
春、秋 彼岸会 8月23日~24日 地蔵祭
随時(但し納経は午前9時~午後5時まで)
無料
有り