じょうがんじ
栃木県宇都宮市西刑部町1133
成願寺(じょうがんじ)ができたのは,奈良時代の765年といわれています。
その年,日照りがながく続きました。 そして,農作物に大きな被害が出てきました。 そのときに,1人の僧侶がここ(成願..
その年,日照りがながく続きました。 そして,農作物に大きな被害が出てきました。 そのときに,1人の僧侶がここ(成願寺)でお祈りをしました。 すると見事に雨がふり,農作物が枯れずにすんだといわれています。 そこでこのお寺は”願いが成る寺”「成願寺」といわれるようになりました。 そのお坊さんは,勝道上人という人でした。 日光二荒山(男体山)を開き,そこで修行された人です。
きちんと整備されたのは,鎌倉時代のはじめ、1210年ころだとされています。 源頼朝の家来に安達藤九郎盛長(あだちとうくろうもりなが)という人がいました。 源頼朝がなくなったあと,お坊さんになって鎌倉から宇都宮まできました。 そこで,成願寺を訪れ,7つのお堂をつくってくれたといわれています。 しかし今では,ただ安達藤九郎盛長の碑が残されているだけです。 成願寺には, 高さ約25m, 太さ4.5m, 樹齢500年とされる大銀杏があります。 安達藤九郎盛長が宇都宮に来たときに使っていた杖が根付いた,あるいはそのときに植えたという伝えがあり,それが正しければ樹齢800年ということになります。 昭和33年,宇都宮市天然記念物に指定されました。
天平神護元年(765年)、勝道上人によって開山されたとされている。鎌倉時代に源頼朝の家来、安達藤九郎盛長が立ち寄り、お堂を七つ建立したとされる。境内の大イチョウはその時に植えられたと言われ、宇都宮市指定天然記念物になっている。
医王山
薬師院
真言宗
智山派
天平神護元年(765年)
胎蔵界大日如来
勝道上人
1210年
安達藤九郎盛長
医王山薬師院成願寺
成願寺のイチョウ/宇都宮市指定天然記念物
JR宇都宮線雀宮駅 から徒歩1時間8分(5.5km) 関東バス □駒生営業所・健康の森・本郷台西汗 刑部橋バス停 から徒歩4分
有り