らいごうじ
富山県富山市太田口通り3-1-17
富山市には来迎寺と名のつく寺が3寺もあって、当寺を「中野の来迎寺」、そして他の2つの寺を「見付の来迎寺」「布市の来迎寺」と呼び分けた。 中野(町名改編のため現在は太田口)の来迎寺は真言宗だが、布市..
富山市には来迎寺と名のつく寺が3寺もあって、当寺を「中野の来迎寺」、そして他の2つの寺を「見付の来迎寺」「布市の来迎寺」と呼び分けた。 中野(町名改編のため現在は太田口)の来迎寺は真言宗だが、布市と見付は同じ梅沢町で同じ浄土宗の寺。 来迎とは衆生臨終のとき仏が現れて迎えに来て下さることをいう。立山などの高山で日の出あるいは日没に美しく神秘的な七彩の円虹が現れるのを、仏が光背を背負って来迎する姿のように見えるので「御来迎」と称し、これを見た登山者は感激したものであった。 中野の来迎寺は、もと立山山麓にあった寺で、それが立山から出て婦負郡呉羽村の福畠(現・富山市呉羽町)に移転。それがさらに富山藩祖・前田利次の招きで中野の現在地に移ったのだという。 寺の伝説によると、立山の三尊が光り輝いて寺の屋根に来臨されたという。また、寺の本尊の正観音像は行基菩薩が立山で刻んだものだという。
福畠山
高野山真言宗
越中一国観音霊場 第27番札所
富山地鉄市内線 上本町駅から徒歩2分 星井町一丁目バス停 から徒歩5分
有り