いがうえのじょう
三重県伊賀市上野丸之内106
“忍者の里”と呼ばれる伊賀国は山に囲まれた9里四方の小さな盆地、その中心は上野城下町である。町の北側の丘には白亜三層の伊賀上野城が静かな雰囲気を醸しながら端麗な姿を見せていて白鳳城の雅名がある。 ..
“忍者の里”と呼ばれる伊賀国は山に囲まれた9里四方の小さな盆地、その中心は上野城下町である。町の北側の丘には白亜三層の伊賀上野城が静かな雰囲気を醸しながら端麗な姿を見せていて白鳳城の雅名がある。 天正13(1585)年、伊賀の国を領した筒井定次が三層の天守を築き北に表門を構えた。豊臣政権の継承者としての地位を確立するに及んで慶長13(1608)年、定次を失政を理由に改易、藤堂高虎が伊賀・伊勢の城主として伊予今治城から移り自ら縄張りを指図、本丸を30mの高石垣で囲み、筒井故城を大拡張した。しかし竣工直前の五層大天守は慶長17(1612)年9月2日の暴風雨で倒壊、そのうち大阪夏の陣で豊臣方が滅亡したので城普請は中止され城代家老が執政することとなった。 現在の天守は昭和10(1935)年、地元の名士川崎克氏が私財を投じて純木造の復興天守を再建、伊賀文化産業城と称した。城跡は昭和42(1967)年に国史跡に天守は昭和60(1985)年に伊賀市の文化財に指定されている。
・電車でのアクセス 伊賀鉄道 伊賀線 上野市駅 徒歩約8分 ・車でのアクセス 名阪国道 上野IC → 国道368号→ 国道25号 (城内に有料駐車場有り)
9:00~17:00(入館は16:45まで)
大人500円、小人200円
約1時間
有り