あんこくじ
岐阜県揖斐郡池田町小寺304ー1
安国寺は元弘の変(南北朝の戦)の後、両軍戦没者慰霊のため暦応2年(1339)夢窓疎石の勧めで足利尊氏が1345年に創立。開山は鎌倉円覚寺四十二世、此山妙在禅師で、その後各地より名僧が招かれて住持した..
安国寺は元弘の変(南北朝の戦)の後、両軍戦没者慰霊のため暦応2年(1339)夢窓疎石の勧めで足利尊氏が1345年に創立。開山は鎌倉円覚寺四十二世、此山妙在禅師で、その後各地より名僧が招かれて住持したが、当寺は境内も広大で利生塔と共に七堂伽藍が立ち並んでいたと伝えられている。其の後度々の戦火で荒廃したが、明応4年(1495)長月・舩田の乱において敗れた美濃国守護土岐成頼公8代目守護も当寺に入り剃髪している。又裏山には伊予国の河野通直の第4子稲葉通富公によって白髭城(池田山城)が築かれ、今も城跡の一部が残っている。通富の6男光朝は白雲と号し当山に住したが、斉藤道三に亡ぼされた主家土岐氏の仇を討つ為、還俗して夜な夜な岐阜城下に出て、道三の一族、千人斬を志したと伝えられている。白雲の位牌や墓は今も寺内に保存されている。また織田信長の第2子、信雄の安国寺の対する制札なども、再度の戦火を免れて現存している。
楊岐山
臨済宗
妙心寺派
暦応3年(1340)
十一面観音菩薩
足利尊氏兄弟
美濃安国寺
西美濃三十三霊場 第十五番札所
町指定文化財 ・織田信雄公 御制札 1583年 ・小寺村山割賊帳 先祖連判状 1754年
無料
20分
有り
無し