大天稲荷宮

[由緒]　當宮は、言い伝えによりますと元々「子守稲荷」と呼ばれ、現在の「田園調布せせらぎ公園」の滝の脇に祀られていたそうです。（東門近くの東屋裏側辺り）大正期に個人所有地から、当時の田園都市株式会社に土地所有権が移った際に神璽（みたま）を現在の地に遷座（せんざ）し大天稲荷宮と改称し祭祀したそうです。　その後も「多摩川園遊園地」や「多摩川園ラケットクラブ」に変わった際も祠はそのまま残り、当時の土地所有者が祠を維持していたそうですが、大田区の所有地となった際に祠は撤去され、現在は立ち入り禁止区域となってます。　當宮は「地相学」「方位学」「暦学」等の古来より伝わる学問に基づいて造営されているお宮です。　神璽は京都の伏見稲荷大社より正式に勧請（かんじょう）してます。　石造りの祠は昭和29年まで現地に茅葺屋根の民家が建っており、その民家を解体した際に茅の中に「とぐろ」を巻いた状態の巳の姿があり、守護神として祭祀した巳大神（みのおおかみ）です。また、境内には六芒星（ダビデの星）の石柱も建っており、掲示してあります簡単な祝詞を唱えて利き手を星の上に乗せていただければ身心の罪、穢れのお祓いができます。