えんのぎょうしゃどう
岐阜県下呂市湯之島
行者堂の創建は安永年間に建立されたのが始まりと伝えられ、嘉永年間に再建され、平成13年に現在地に遷座再建された。中央に安置されている石像が修験道の開祖と呼ばれる役行者で座し何かを持っている姿で彫り込..
行者堂の創建は安永年間に建立されたのが始まりと伝えられ、嘉永年間に再建され、平成13年に現在地に遷座再建された。中央に安置されている石像が修験道の開祖と呼ばれる役行者で座し何かを持っている姿で彫り込まれている。役行者は当初は小角と称し金峰山(奈良県)で修行を積み、金剛蔵王権現の存在を感じ取った人物とされる。修行の末、様々な奇術を体得した事から朝廷から危惧され伊豆大島に流された後、許され行者の尊称が与えられ、没後1100年の寛政11年(1799)に光格天皇より神変大菩薩の尊号を賜わった。