かわじんじゃ
三重県鈴鹿市河田町 482
当社の創祀については、神社明細帳に「當社ハ延喜式内ニシテ文禄年中當時ノ神官松尾房信家類焼ノ厄二羅り、記録 等焼失ノ為不詳」とある。現存する慶長九年(一六〇四)の練札には「奉再造河田八王子宮」とあり中..
当社の創祀については、神社明細帳に「當社ハ延喜式内ニシテ文禄年中當時ノ神官松尾房信家類焼ノ厄二羅り、記録 等焼失ノ為不詳」とある。現存する慶長九年(一六〇四)の練札には「奉再造河田八王子宮」とあり中世・近世には八王子宮と称していた。『神戸藩明細帳』は「河田村川神社」と記している。当社の鎮座する河田町は『神鳳鈔』に記す河田神田、「外宮神領目録」の河田納所とする説もあり、当社棟札からも中世にはすでに祀られていたことが知れる。明治一三年境内社三社を合祀。同四四年(一九九一)野辺、木田、竹野、野村、山辺、十宮の六村一二社を合祀し、現在に至っている。宝物等 神鏡 一面 棟札 一枚(慶長九年〈一六〇四〉銘)狛犬 一対 燈籠七基(三対一基)。10月の例祭 湯立神事(湯の花)がある。
《主》高龗神,《配》大穴牟遅神,天尾羽根神,保食神,迦具土神,豊宇気毘売神,品陀和気命,大雀命,宇迦之御魂神,大山津見神
例祭(10月)祈年祭(2月)